12月21日~ 進捗状況
◆今週のお仕事
・ARの差し替え口パク修正。監督FBアニメーション修正。新しい話数のアニメーション。新しい企業案件の素材配置ブロッキング。
◆今週指摘された修正点
- 演技
・背の低いキャラと会話する際に、目線が見下ろしている感じになっている。
→見下ろしでもなく、水平でもなく丁度いいバランスの目線を探る。
また、下を見る場合は逆三白眼のように黒目の上に白目が残らないようにすると見た目が良い。黒目の瞳孔の位置で下に目線を向けていると表現する。
・画面に大きく映っているA。それを押しのけてカットインしてくるB。後方へ押しやられるAのアーキに違和感。
→山なりでなく谷の逆アーキになっていた。不可抗力で押しのけられるような、自分の意思ではない動きの際もアーキは美しくなっているかを意識する。
・体の動き出しと腕の動き出しが1枚分ズレている。
→AR口パク修正の際に無意識にキーフレームを触ってしまったよう。修正で手を加えた尺の間は、修正した部分以外も意識する。
・机の上の苦手な食べ物をみて、どうしようかと頭をかくシーンの体をそらす動きが小さい。
→腕だけで動いているように見える。腕と体が自然と連動して動いている事がわかるように動きをつける。
また、反らした体を元に戻す動きの際に頭の動きは修正前のままだったので、全体で違和感が出てしまった。1つの動きを修正したら、関連する他の動きも修正が必要でないかと確認する。
・頷きながら前のめりになるシーンでの、アーキと回転軸の違和感。
→頷き沈んだあとは、真上や元の角度に向かうようなアーキではなく、バウンシングボールのようなアーキになるように心がける。
また、首の回転軸の設定がおかしかった。扇やメトロノームのように、根元の動き幅は小さく、先端に向かうにつれ動き幅が大きくなっているかを確認する。
◆自主制作
・先週の絵コンテに基づきVコンテを作成。
気づき1、絵コンテで指定した秒数が長すぎた。
→半分くらいの短さに変更。特にアクションシーンが想定していたより間延び感が強かった。
気づき2、絵コンテのカット割りで主人公の顔が見えていなかった。
→間延びしたアクションの尺を再利用して顔の表情が見えるカットを追加。
イマジナリーラインやカミテシモテ、アクション繋ぎなどを意識しすぎて重要な部分を見落としていた。12の原則のステージングを意識する事。
気づき3、絵コンテを作るのと同時進行でVコンテを作ると、カット毎の尺の長さのずれ少なくなり作業効率が良さそうだと感じた。
リアルタイムレンダリングのできるblender使ってVコンテを作るのもイメージが具体的になりそうで良いかもしれない。