9月1週目 進捗

◆先週でお師匠のアニメのお手伝いが一区切りしたため、今週は健康診断に行ったり散髪に行ったりといった所要に時間を使えた。(1カットだけリテイクがあり、それの対応に1日くらいかかってしまった)

 

◆CG world jamについてのまとめの記事を書いたり。AEのメモ記事を書いたり。

 

◆映画「プロメア」見たり。

テーマは1度見ただけでは咀嚼できず。
アニメーションについては、TRIGGERらしい熱血アクションのケレンミ、タメツメ、ディフォルメが強調された「ファンが欲するTRIGGERらしさ」を存分に発揮していたと思う。

ただ、個人的には上記のらしさに加え、特徴的なルックに仕上げた事、CGを多用しカメラワークが動きすぎる事、これらが重なりToo muchだと感じた。端的に言うと見辛い。ただ、映画館で見ることを想定し、劇場で丁度良く感じる状態にチューニングされているのだとすると自分の勉強不足である。

過去にグレンラガンキルラキルを見たときには見辛いと感じた事がなかった。アニメーションに少し携わらせて頂いている今の視点・感覚で、もう一度グレンラガンキルラキルを見て、プロメアと比較することで、見落としていた事、新しい発見ができるかもしれないと気づかせてもらえた。

 

◆映像のストーリーの出発点となるテーマについて。

・日常的にテーマという言葉が使われるが、コンセプトと混同したような使い方をする人もあって、使う人によって定義がまちまちである。

混同しないために「ストーリーテーマ」と「モチーフテーマ」という言葉で切り分ける。

「ストーリーテーマ」は物語の核となるもの。作者の体験を伴うメッセージ。時代や国を問わず人にとって普遍的な価値観。

「モチーフテーマ」は「ストーリーテーマ」を伝える装置や舞台。

 

自分が語りたい「ストーリーテーマ」とは?体験に基づくメッセージとは?これが絞り込めていない。考え出すと「モチーフテーマ」の方に脱線してしまう。

 

ネットで創作論を調べていくと仮のストーリーテーマを置いてから作り始めていくうちに本当のストーリーテーマに気づくので、とりあえず創作をすすめよという論調もちらほらあり。

 

◆ストーリーテーマを探しつつプロットの制作についての調べも進める

大塚英志 「ストーリーメーカー 創作のための物語論」を購入。本書は過去に実在する物語から文法(パターン)を導き出し、30の問いに答えていくことでプロットを作り出すことを目的としている。

文体も読みやすく、多くの例を使いながら説明されているので想像していた以上に読みやすい。来週中には読了予定。

 

・ハリウッドの物語を作るための方程式、三幕構成についても少し調べてみたが、こちら少し込み入っているように感じられた。理解するまで時間がかかりそう。

 

「ストーリーテーマ」の絞り込みと、それを起点としたプロットづくりの方法論の理解を同時に進めている。

 

時間がかかっていて焦りを感じているけども、実制作に入ってからストーリーテーマの修正が発生する方がトータルロスが大きくなるだろうから、今は土台作りをコツコツやるのがベストと考えている。

 

◆次週からはお師匠の新たなお手伝いが始まる。これは前回お手伝いさせて頂いた自分の仕事ぶりに対するリベンジなので、自分の制作は一旦横に置いて全力でしっかりお手伝いさせて頂く。